[0173]測定できない方向の応力を推定する

モールの応力円

円筒形内部の周方向(写真の0°方向)は実際に測定できません。

そこで、モールの応力円で応力場を解析して0方向の応力を推定します。

実際に測定できるのは、−60°及び−120°です。

実際に測定できるのは、−60°及び−120°です。

加工面は、右側がせん断面で左側が破断面になっています。


 応力の測定結果と0度方向の推定結果です。

破断面では、せん断面に比べて圧縮応力が抜けています。せん断面では圧縮応力は抜けていませんが、せん断応力が加わっています。これは現象とよく一致しています。



モール応力円で、測定点から0°応力を推定します。