[0196]せん断応力とは

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せん断応力は、応力の見る角度を変えたもの。

当社採用のcosα法では、せん断応力が計算できます。

溶接部近傍の応力は、溶接線平行の応力と溶接線直交の応力で表されます。

測定する角度をαだけ回転させるとα方向の応力σαと直交するせん断応力ταが発生します。

応力σαとせん断応力ταの関係は、円になります。αを変化させσαταの軌跡がモールの応力円になります。

つまり、応力σαとせん断応力ταの関係は、cosとsinの関係なんです。

止端線近傍では、XY方向の応力差が小さくせん断応力も小さくなりますが、止端線から離れるとXY方向の応力差が大きくなり、せん断応力も大きくなります。

応力とせん断応力は、独立ではなく従属の関係にあります。

打ち抜き加工した部分の応力を測定してみましょう。

せん断面では、せん断応力が大きくなっています。

破壊面では、応力が抜けて、せん断応力も小さくなっています。

モール応力円公開.pptx

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