[0218]パイプ突合せ溶接の発生応力と応力除去

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パイプは、突合せ溶接をすると外側が圧縮応力、内側が引張応力になります。参考

このままだと、内側に疲労破壊やSCCが発生するので、内側を圧縮にすべくパイプの外側のみを高周波等で加熱します。そうすると外側の膨張により内側が降伏します。そのまま冷却すると外側は引張内側が圧縮になります。参考②

以下日本溶接協会関連ページ

①パイプの周方向の突合せ溶接で内面に大きな引張残留応力が生じるのはなぜですか。

https://www-it.jwes.or.jp/qa/details.jsp?pg_no=0010040130

②溶接残留応力の低減方法はありますか。また,その原理についても教えて下さい。

https://www-it.jwes.or.jp/qa/details.jsp?pg_no=0010040240

その他の除去方法

溶接部の残留応力 はどう して生 じるのか, また,そ の制御 法 は? Why Does Welding Residual Stress Occur, and How Can it be Controlled ? 神 近 亮 一 by Ryoichi Kami

https://www.jstage.jst.go.jp/article/qjjws1943/59/7/59_7_502/_pdf

(1)応 力 除去焼 

(2)低 温応 力緩 和 法 

(3)機 械 的 応力 

(4)ピ ーニ ング法 

(5)高 周 波加 熱 に よるパ イ プ残 留応 力 分 布 の 制 御 


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