[0189]SCCき裂発生におけるハインリッヒの法則の応用

SCCによる貫通き裂の発生等で原因の推定の際に忘れていけないのは、ハインリッヒの法則です。

特にSCCによるキレツ進展による貫通キレツの発生は、1箇所だけ起こらないって事です。

例えば1つの貫通キレツの周りには、30の孔食がありその周りには、300の粒界腐食があるはずだって事です。

つまり無数の粒界腐食が成長して、孔食になりそれが進んで貫通キレツになるのです。

貫通キレツの場所だけ見てこれはSCCだって断定するのは危険です。