[0018]X線応力測定サービス
読者ターゲット 実際に測定を依頼するお客様
サービスの概要
当社は、X線応力測定サービスをご提供します。対象は、鋼またはアルミで。費用は、標準的条件で5000円/測定、納期は1週間です。宅配便にて横浜市緑区から全国にサービスをご提供いたします。また、現地測定も承ります。
業務:測定 電解研磨 報告書作成
対象:鋼 ステンレス アルミ
対象物:0.9mm板断面から橋、船、構造物まで
照射範囲:φ0.6〜4mm 深さ数μm
標準価格:5000円/測定
標準納期:1週間(営業日 5日) 短納期
測定場所:当社 または ご指定場所
深さ方向の分布:電解研磨で測定可 電解研磨
応力マッピング:可能
提出物:データ、考察 例
X線応力測定で何がわかるのか
X線応力測定で得られる情報 (右図)
情報から判明する事の例
正常品と異常品の違いが判明する例
異常品はショットピーニングをしていないことが判明する
溶接後の応力が違うことが判明する。
元々の素材の応力が異なることが判明する。
加工後の応力、半価幅が異なることが判明する。
どの処理条件が最適であるかが判明する。
最短スケジュール例 お問合せから測定、報告書送付までの
見積例と標準的な価格表
測定結果
画像データ デバイ・シラー環 形状 cosα線図
2次元センサー状のX線強度分布 回折環(デバイ‐シェラー環)からも様々な情報が得られます。その情報をお客様にお伝えして、問題解決のヒントとしていただいています。参考 応力だけでないX線回折環(デバイ‐シェラー環)の情報
報告書
応力分布の見方、解釈および不具合原因の考察、原因仮説の提示、アドバイス等を記載します。例:
X方向の応力の測定結果が大きく非対称になってないのは、溶接応力の影響が少ないためと推定されます。
バーリング加工では、裏面の曲面はすでにひずみが入っており、他の場所と比較して破壊しやすい状態になっているためと推定されます。
普通鋼では、100度で約25%の残留応力が緩和されることから、この試験片でも同様に現象が起きたと推定されます。
破壊された試験片の半価幅が約4.0度でしたが、対象の試験片は、3.8度であったためいつ壊れてもおかしくない状態であったと推定されます。
疲労破壊は、材料の残留応力と外部からの応力の重畳によっておきます。疲労破壊対策では、外部からの応力を考慮しつつ最大の引張応力箇所をできるだけ圧縮側変化させます。測定では、外周の肉盛部分の山の部分が最大の引張り応力ですので、この部分をピーニング等で圧縮にするのが疲労破壊対策として有効と推定されます。
関連情報
■溶接残留応力
[0098 仮想測定例] 溶接構造物 SUS304 (010)
■ピーニング前後の残留応力 (深さ方向の応力分布測定)
[0050]X線応力測定による問題解決例 疲労キレツ&ピンピーニング
■変形原因調査
■破壊原因調査 (SCC 加工)
■加工後残留応力 (残留応力、半価幅)
■構造物の安全性評価
【0098 仮想測定例】 溶接構造物 SUS304 (010)
■破壊実験後残留応力
■熱処理後の残留応力
[0035 基本のキ]応力分布とバランス [0037 基本のキ]100 度の湯戻し
■変形余裕測定
[0108]半価幅による加工ひずみの評価 [0160]半価幅とは
■測定不可材料の応力推定
粗大結晶 集合組織 3軸応力場
■ネジ応力
■測定誤差の原因調査
■振動処理後の残留応力
■疲労程度推定