[0167]主応力解析(最大主応力 最小主応力) モールの応力円リバース
主応力推定
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主応力推定
[0262]モールの応力円リバース 適用範囲 せん断応力を使った解析が必要な場合
応力は、垂直応力σとせん断応力τで構成されるので、両方使うのが応力解析 詳しくは、
従来のモールの応力円との違い
通常のモールの応力円:主応力が既知の場合に、各方向の応力を推定するために使用します。
モールの応力円リバース:複数方向の実測値(応力とせん断応力)から、主応力や応力状態を推定・再構築します。
仕組みと利点
多方向からのデータ測定:2〜8方向から応力とせん断応力を測定します。
円フィッティング:測定したデータがモールの応力円になることを利用し、これらの点を円にフィットさせます。
誤差の相殺:異なる測定方向からのデータを平均化することで、測定値の誤差を相殺し、精度を向上させます。
3次元応力場の把握:この手法により、表面近傍における複雑な三軸応力状態や、物理的制約で主応力方向が測定できない場合でも、応力状態を正確に把握できます。
応力状態の直感的理解:モールの応力円という図形で結果を表現するため、主応力の方向、変化の傾向、誤差の広がりなどが直感的に理解できます。
適用例
複雑な形状の部品や、複雑な残留応力が発生する熱処理後の部品。
疲労試験前後での応力状態の変化追跡。
加工後の部品における応力状態の評価。
1. 360度全方向のグラフィカル応力解析 モールの応力円リバースは、特許技術(特許第7513234号)であり、360度...
✅ モールの応力円リバースは「誤差を前提とした視覚的・統計的手法」 モールの応力円リバースは、誤差を含んだ複数方向の実測...
モールの応力円リバース解析の手順 各測定方向の (σφ, τφ) をプロットし、最適円を回帰的に推定し、主応力を図示する。
モールの応力円リバース解析の手順
モールの応力円とは、1点の応力とせん断応力を円で2次元グラフィカルに表現する方法で、 360度全方向の応力を1つの円で表現します。2次元グラフィカルに表現することで応力の状態を視覚的に理解できます。
グラフィカルなので、応力測定、解析がうまく行っているか一目でわかります。
主応力方向が視覚的に理解できます。
全方向2次元解析のため主応力方向の変化、つまり応力の回転が捕捉できます。
1点の応力を2〜8方向の測定結果から推定することにより精度の高い解析を実現します。
180度フリップ平均で3軸せん断応力を相殺して精度の高い解析を実現します。
測定応力の妥当性評価
これまでの解析だとわからない。
モールの応力円 最大主応力 最小主応力
主応力の回転 モールの応力円
疲労による応力変化 モールの応力円
疲労による応力変化 モールの応力円
疲労による応力変化 モールの応力円
No3では、0度方向および135度方向が選択的に応力緩和していて、応力の緩和(中心の移動)と多少の主応力の回転が認められる。
2次元解析でわかる主応力の回転