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X線残留応力測定センターに測定を依頼すべき典型的なケースは、以下のような状況に該当する場合です:
例:試運転中に破壊した/設計寿命の半分以下で破壊した
この場合、残留応力が破壊の一因になっている可能性があります。
特に使用中に徐々に応力が蓄積し、破壊に至る「じわーっと効く」タイプの破壊(疲労破壊)の解析にはX線応力測定が有効です。
応力の状態が設計より過大であると、設計通りの寿命を得られません。
例:想定50万回使用の部品が25万回で破損
実際のSN曲線が設計よりも下がっている可能性があり、その原因として残留応力が疑われます。
溶接、熱処理、機械加工、ショットピーニング等で発生した加工応力の評価
応力分布の確認や、対策(例:再加熱処理、ショットピーニング条件変更)の前後比較にも有効です。
コーナー部、ギアの歯底、溝底、段差、R部など応力集中が起きやすい部分
X線による応力測定では、表面応力(破壊起点になりやすい)を非破壊で可視化できます。
材料強度・成分・組織の異常があるかを調べた後、問題がなければ応力測定を行うのが妥当です。
例:「成分分析・組織観察・超音波探傷では異常がなかった」
明らかに強度不足や材料異常が主因である場合
破壊が試運転など極短期間で発生した場合(この場合は応力ではなく製造・材料要因の可能性が高い)