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リバースには、2つの意味があります。
モールの応力円の使い方がリバース
これまでの使い方:モールの応力円を 主応力から各方向の応力を推定する。
リバース使用 ;各方向の応力から主応力を推定する。
精度向上のための平均化処理の概念をひっくり返す。
これまでの平均化:同一条件の測定値を平均化
リバース的平均化:違った条件での測定値を平均化
測定条件により発生する誤差を相殺、3軸応力、形状
溶接線直交90度と135度方向の応力、せん断応力から溶接線平行0度方向の応力を推定する。
モールの応力円は, X線応力測定の教科書の最初の方に記載されている基本的な原理です。
円筒形内部の周方向応力の推定
そこで、モールの応力円リバースで応力場を解析して0方向の応力を推定します。
実際に測定できるのは、−60°及び−120°です。
実際に測定できるのは、−60°及び−120°です。
加工面は、右側がせん断面で左側が破断面になっています。
モール応力円で、測定点■から0°応力●を推定します。
応力の測定結果と0度方向の推定結果です。
破断面では、せん断面に比べて圧縮応力が抜けています。せん断面では圧縮応力は抜けていませんが、せん断応力が加わっています。これは現象とよく一致しています。
詳しい内容はお問い合わせください。
しかしながら、計算に用いられた例はあっても、解析に用いられることはありませんでした。せん断応力が実測できなかったためです。
2012年にせん断応力が測定できる測定器が販売されて、それが普及したために実測のせん断応力を使用した当社の解析方法が開発されました。
1-1-4 Mohrの応力円 P8-10 改著 X線応力測定法 日本材料学会編 養賢堂
1.1.4 モールの応力円 P8 残留応力のX線評価 -基礎と応力- 田中啓介他