相談無料 連絡先 045-883-3460 mishima@stress.co.jp
当社のコリメーター径は 0.3mm 1mm 2mmがあります。
標準は、1mmです。
コリメーター径は、細いと照射範囲を狭くすることができて、例えば板厚0.8mm内の応力測定等に使いますが、
X線強度が低下して照射時間が長くなり、お値段も上昇します。照射範囲の結晶数も減るのでデータのばらつきが大きくなります。
形状が平坦でない場合に照射範囲を狭くして擬似的に平坦にすることは有効です。丸棒形状を測定する場合は、コリメーター径が線径の1/5以下であることが精度の面で望ましいと言われています。
コリメーター径は、広いと照射範囲を広くすることができますが、ピンホールカメラでピンホールを大きくした時のピンボケ的現象が起こるそうで当社ではまだ出番がありません。過去、粗大結晶に有効かどうか実験しましたが、特に優位性はありませんでした。
コリメーター径1mmは、照射径は2mmです。sin2ψ法でも通常測定では、照射径2~3mmなので同じです。
空間分解能もコリメーター径が細いと上がるということは、確認されていません。