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お客様 からの提示された課題を解決すべく開発を行ってきました。
永遠の課題への挑戦
① 3次元の曲面
②細いワイヤー
③⑤隅部:コーナー部
④刃先:ノコギリの刃厚み0.9mmの断面内で応力測定が可能になりました。(手法非公開)
⑥直接測定できないリングの内側の応力
各種問題の解決
電解研磨の問題 特に測定範囲で平坦にならない問題。 特許取得の電解研磨装置の開発で解決
3軸応力の問題 主応力の計算が安定しない問題。モールの応力円を利用した解析方法の開発で可視化
新提案
X線の視点で見る。
応力を履歴とバランスで考える。
下図は、1971年の材料学会のアンケート結果による、X線応力測定で測定が難しいポイントです。
長い間課題として残っていましたが、当社は、このうちのいくつかを改善いたしました。
① 3次元の曲面:当社が採用しておりますcosα法により入射角度の測定値への影響を軽減し精度を向上しました。
②細いワイヤー:微小部X線応力測定装置を使えば測定できますが、かなり高額であるため、簡易的に測定できる方法を開発しました。(手法非公開) 例φ 0.38mm 疲労試験の前後で応力および半価幅が変化することを確認しました。
③⑤隅部:コーナー部応力測定手法により測定、推定できるようになりました。【0053 測定例】 角部 コーナー部の応力測定 [0182] 絞り加工品のコーナー部応力測定
④刃先:ノコギリの刃厚み0.9mmの断面内で応力測定が可能になりました。(手法非公開)
⑥リングの内側の応力:リング内側の周方向応力をモールの応力円の応用により推定できるようになりました。[0173]測定できない方向の応力を推定する。モールの応力円
⑦歯車の接触部、底部:X線回折環の一部の解析により応力が計算できる場合があります。cosα法の特徴。また、金沢大学では、X線回折環の一部のからフーリエ解析で応力を推定する方法が開発されています。
原図引用:日本 にお け るX線 応 力測定 の現状 蒲 地 一 義 白 岩 俊 男 「材 料 」 第20巻 第219号 1971年