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1点の応力を簡潔に表現する方法
物体内部の任意の点において、測定面の方向を変化させると、測定面の法線応力成分=応力がある特定の方向で最大値や最小値をとることがあります。これらの最大・最小の応力が主応力です。主応力の方向では、測定面の平行成分=せん断応力がゼロになることが重要な特徴です。
この性質は、モールの応力円を用いた解析でも視覚的に確認できます。モールの応力円では、主応力は円の最も離れた点に対応し、その位置でのせん断応力がゼロであることが示されます。このため、主応力の方向を特定することは、材料の強度や破壊予測において重要な役割を果たします。