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当社特許申請中の方法で、照射径φ2mmで0.4mm径の細線の軸方向応力を測定
精度検証を行なった。
細線をパイプに巻きつけて塑性変形させて解放して残留応力を測定する。
発生する応力は、パイプ径の逆数に比例する。したがって、パイプ径の逆数と残留応力に直線の相関があれば何かしらうまく測定できている。
つまり発生する応力は、曲げの半径に反比例 曲げの半径の分の1 1/r に比例する。
細線を束にしてRを変えて巻きつける。その後解放して巻線長さ方向の残留応力を測定する。
R20、R30、R50、R90はそれぞれ、直径を20mm,30mm,50mm,90mmとした時の応力値(MPa)を指数化したものである。
このように、残留応力は、曲げ加工で発生する応力に比例していて、うまく測定できいることがわかる。
当社の照射径φ2mmで0.4mm径の細線の軸方向応力測定は、発生応力を表している。
通常の方法では、
0.4mmφ=400μmの測定には、X線を80μmに絞って恒温室で長時間測定をしなければならない。
2mmφに比べて80μmφは、照射面積が、625分の1になるために、625倍の照射時間が必要。
照射位置精度もシビアになり、照射径が結晶粒径に近くなるため結晶粒の大きさの影響も大きくなる