相談無料 連絡先 045-883-3460 mishima@stress.co.jp
せん断応力を使った解析で
株式会社X線残留応力測定センター
従来法(例:σxの1軸測定)は「投影」にすぎず、主応力の回転や全方向の変化は捕捉できない。
応力の実体は 主応力・応力テンソル・モールの応力円。
σx, σy はあくまで影であり、実態把握には全方向情報が必要。
通常のモールの応力円:主応力がわかれば各方向の応力を推定。
リバース:複数方向の実測値(σ, τ)をもとに主応力・応力状態を推定。
2〜8方向のデータから円フィッティング → 誤差を相殺し、全方向応力を再構築。
応力テンソル:理論上は完全だが、実測誤差に弱い。
モールの応力円リバース:誤差を前提とし、多方向測定+平均化で誤差を軽減。
視覚的な図表で、主応力方向や誤差の傾向も一目で理解可能。
古典と最新技術の融合
1882年のモール円と、1978年提案→普及したcosα法を結合。
リバース的平均化
同一条件の平均化ではなく、異方向測定を平均化して誤差相殺。
高精度化
±50MPaのばらつきでも±20MPaの変化を検出可能。
180°対称の平均化で三軸応力成分を相殺。
直感的:方眼紙とコンパスで描けるほど簡単。教育・現場で有効。
誤差に強い:2方向からでも主応力を推定可能。
適用範囲が広い:溶接部、曲面、隅部、三軸応力場など従来困難だった領域に対応。
疲労解析に有効:主応力の回転や応力緩和の進行を可視化できる。
溶接部近傍:溶接線直交方向が最大主応力、平行方向が最小主応力。
3D造形材:レーザー走査方向とその直交方向に主応力が発生。
円筒形部材:直接測定できない周方向応力を推定可能。
疲労試験:複数段階で応力の回転・緩和を追跡。
2012年にせん断応力を直接測れる測定器が普及。
それにより初めて、実測せん断応力を用いた「モールの応力円リバース解析」が実用化された。
モールの応力円リバース解析は、
「影」ではなく「実体」としての応力を可視化する手法
従来技術の限界(1軸前提、誤差感度、方向依存性)を克服
教育・実務・研究のいずれにも有効
従来法で応力状態が把握できなかった場合は、当社の特許技術をご相談ください。