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引張試験での破断に至るまで
引張応力の増加 半価幅の増加小
塑性加工の開始 引張応力の緩和 または増加の鈍化 半価幅の増加大
半価幅がある一定の数値になると破断
破壊過程での応力の変化を引張試験を例に示します。
下左図に引張試験のS-S 曲線 下右図に、その時のX線回折プロファイルを示します。プロファイルの高さ半分のプロファイルの幅が半価幅となります。300MPaに対して600MPaでは、半価幅が増加していることがわかります。
半価幅は、鋼材、測定機器や測定条件でも変わりますが、当社の機材で標準条件では、SM490で0MPaで2.5 度程度破断時は、4程度になります。
回折 X 線プロファイル解析を用いた引張負荷による 鋼の微視構造変化と力学特性の評価 ,鉄と鋼,Vol99(2013),No5