相談無料 連絡先 045-883-3460 mishima@stress.co.jp
板材・薄板は、圧延・曲げ・溶接・切削・絞りといった加工工程で
面内応力が方向性を持って分布する材料です。
薄肉であるほど熱・加工履歴の影響を受けやすく、
反り、変形、疲労、割れなどの現象と密接に関係します。
当センターでは、cosα法によるデバイ環解析を用いて、
板材特有の応力状態(膜応力・曲げ応力・加工硬化の指標となる半価幅)を
安定的に評価します。
AI作成版であり誤りを含んでいます。実行の際、コンサルトの場合は、誤りを訂正して実行します。
板材は圧延により組織が方向性を持ち、
L方向(圧延方向)と T方向で応力が異なります。
成形・曲げ・切断後に主応力方向が変化することが多く、
測定方向の設定が重要です。
曲げ部やR部では、
表側が引張、裏側が圧縮となる典型的な応力勾配が発生します。
板裏表の測定により曲げ成分を推定できます。
薄板は溶接入熱の影響を受けやすく、
溶接線直近の引張応力や、
HAZ(熱影響部)の半価幅変化が顕著に表れます。
cosα法では、試料にX線を照射して得られるデバイ環を
2次元X線検出器 に記録し、
そのひずみ分布を解析することで残留応力を求めます。
方向別のひずみ分布が得られる
主応力・主応力方向が算出できる
半価幅(FWHM)による加工状態の評価が可能
板材の異方性解析・加工履歴評価に適した方法です。
表側:引張応力
裏側:圧縮応力
半価幅増大 → 加工硬化の影響
曲げ後の反り評価に有用
溶接部直近で引張応力が最大
HAZで半価幅が増加(熱影響)
主応力方向:溶接線に直交
R部の応力が急変
L/T方向で応力が異なる(異方性)
絞り条件の適正化に使用
cosα法のひずみ分布解析により、
板材全体の主応力方向が明確に得られます。
曲げ
絞り
ロール
切断
溶接
加工ごとの応力の入り方を比較できます。
半価幅(FWHM)は
加工硬化・ひずみ・熱影響を反映するため、
部位による加工状態の違いを判断できます。
材質
板厚
加工条件(曲げ方向・溶接条件など)
測定したい方向(L/T/45°)
測定位置
測定方向の設定
cosα法による応力測定
主応力・主方向の算出
半価幅解析
レポート作成
A. はい。薄板でも安定して測定できます。
A. 分かります。
溶接線近傍の引張ピークやHAZの半価幅変化が評価できます。
A. はい。測定方向を設定し、主応力解析で明確になります。
A. 表面・裏面を測定することで曲げ成分を推定できます。
0271 鋳物
0272 絞り加工品
0273 溶接部
0274 加工表面